食べたい拉麺

ラーメン好きの辻です。

最近住吉公園近くのラーメン丸醤屋さんが変わって(リニューアル?)

新しく麺屋 大羽 住之江店 になってました。
看板には背脂醤油煮干しラーメン

と。

背脂醤油煮干しって、関西ではみなさん聞きますか?結構新しいんじゃないかと思うんですが、辻の故郷、新潟には五大ラーメン(長岡生姜醤油・燕三条背脂醤油・煮干しあっさり・薄めて食べる濃厚味噌・元祖三条カレーラーメン)があり、その中の一つが背脂醤油なんです。

適当にガッツリ系として作られたわけでなく、職人の多い燕三条で生まれたラーメンで、寒い雪国では昼に汁物はご馳走でした。真面目な気質の新潟県民は早く食べて、早く仕事に戻る、あるいは仮眠をとる。だから、食事はあったかくて早く食べられるものを。そのニーズに応え、昔は出前も盛んだったため、料理屋さんは麺がのびないように太麺に。麺はうどんのようで腹持ちも良く、職人の屈強な体のエネルギーとなります。人によっては昼食そっちのけで作業を終わらせたい人もいます。熱々のスープをラードと背脂で閉じて冷めないように。少なくても野菜も取れるように、お口直しのたっぷりの玉ねぎみじん切りを乗っけて。

そうしてできたのが背脂醤油煮干しラーメンです。

それが大阪で食べられるなんて嬉しすぎるんですが、30分のお昼休憩にこっそり行けるとは思えずまだ行けていません。

行かれた方はぜひ感想聞かせてください!

食べたーい!

ラーメンの話で終わるわけでなく、その土地云々で理由があって生まれたご馳走というのに興味があります。
民藝も然り。音楽も然り。
北欧の家具文化が発達しているのは白夜もあり、仕事終わりの日の明るい家時間が長いため。
車や衣服よりも、家に帰ってからのことにお金を使う。

各地の名産・ご馳走もそうで、個から出るアートと異なり、また、デザインされているわけでもなく、自然にその土地にあう土から芽を出す種のような、そんなモノゴトに興味がある辻でした。

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