三線(六線)を作ってみました。

みなさん、三線って知ってますか?三味線ならぬ蛇味線と呼ばれる。
では六線は?

民謡が好きで、特に琉球民謡が大好きな佐渡島生まれの辻です✨

以前、一回弾かせてもらったことがあって大好きになった六線(弦が6本ある三線なので六線)。
最近お師匠に弾かせてもらって感動した六線。

買ったら高いので、作りました!買ったら数十万するので。

写真の、白は【沖縄】黄色は【奄美】の弦。
久しぶりに好きなことに没頭した1日。楽しかったです✨

材料は「黒柿」アルブルに入ったばかりの頃、大宝木材の女将と先代社長の忠信さんに、割れもあるし、上手に使ってくれるなら。と頂いた角材。ずっとどうしようかなと悩んでいたのですが、ふと、楽器にしよう。と閃きました。

ところで、今日は満月でしたが、八重山に「月の美しゃ」って唄があって、

「月が美しいのは13日
女の子が美しいのは17歳 ほいちょがー
東から登る大きな月
沖縄も八重山も両方照らしてくださいね ほいちょがー」(昔の歌なので女の子のくだりは笑って飛ばしてください。そこが民謡のいいところなんです☺️
って言う歌で、ぼくは最後の行の「うちなんやいまん照らしょーり。」ってとこがすごく好きなんですけど、性格の違う二本の弦が並んでて一緒に歌う六線。素敵だなぁ。

作れるということは、いくらでも治せるという事。
これからいくらでも可愛く仕上げていくために、荒削りな六線です。
月は僕にとっては瓢箪の中から覗くお酒の栓。夜に開いて朝閉じる。

月を、瓢箪の穴と昔は考えてたらしく、この内側の外には何があるんだろう?って、おもろいですね。そんなわくわくで生きたいなぁ。

うちの新潟のおかんの好きな曲は「涙そうそう」

今度帰ったら弾いてあげたい。

この黒柿の木目と節が水墨画みたいで、よく見ると崖から一羽の生まれたての鳥が飛び立っているんです。
実際に八重山には「鷲の鳥」というめでたい席の座びらきで歌われる、生まれたての鷲が飛び立つ唄があるんですが、本当にその情景。めっちゃ気に入りました。

黒柿、こんな風に活かせて嬉しいな。和枝さん忠信さんありがとうございます☺️

コメント

    • 上甲義幸(じょうこうよしゆき)
    • 2024年 2月 15日

    初めまして。私は、愛媛県宇和島市に住んでる者です。つい最近、六線三線を購入しました。棹は、桑の木とのこと。黒柿は、高級な部類に入りますが、桑の木はあまり聞きません。和楽器の琵琶(びわ)の板材として使用されていると聞きました。黒木などは、高額すぎて手が出ません。沖縄二号弦を二本張っています。マンドリンをやっているので、同じ弦を張った方が楽です。沖縄二号弦と奄美弦の張り方とチューニング(調弦)方法を教えてください。奄美弦の方を1オクターブ高く設定すると聞いております。弦の上下も解りません。二号弦が上で奄美弦が下になるのでしょうか。お手数ですが、よろしくご教授ください。

      • yoneji
      • 2024年 2月 15日

      上甲さん、おはようございます。
      アルブル木工教室の代表をさせていただいています、米地といいます。
      コメントありがとうございます!

      せっかくコメントいただいたのですが、この記事を投稿しました指導員がすでに会社を辞めておりまして、もうだいぶんと経ちます。

      音楽関係が得意な指導員は彼しかいず、私を含めまして他のスタッフはみな木工の技術はあるのですが音に対してはよくわかっていません。

      不勉強で申し訳ないのですが、音の調整などでアドバイスすることができません。させていただいたとしてもトンチンカンなことになりそうです…。

      まことに申し訳ありませんが、ご了承ください。
      よろしくお願いします。

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