かんなって、職人さんのものでしょ?という声およく聞きますが、実際にDIYや日曜大工でも使えると、とっても便利!数時間もサンディングしなければならないものが、一瞬で終わったり、精度の高いハイスペックな電動工具を買わなくても、かんながあれば補正できたり、作品がグッと美しくなりますよ!今日はそんなかんなについてです!
ホームセンターのかんなを購入し、「初めて」の方の目線で調整法などをレクチャー。設定ができていても、刃の出しかたなどを間違えると途端に切れなくなります。ここでは難しいかんなの理論は省いて、買ってすぐ使う!ということを前提にお話しさせていただきます!
ホームセンターで購入したかんなを封を開けて使用して見た動画です。
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結論:初めからきちんと設定された使えるカンナでした!
辻:「ホームセンターで購入したかんなを使えるようにするには?」という内容をお届けしたかったのですが、びっくり。きちんと設定されています。
通常、かんなは使う人が自分の勝手に合わせ調整できるように、設定されていないことが多いのですが、かんなに精通していなくてもすぐに使えるようにしてくれているんですね!
ですが、やはり刃の出し具合や考え方ではいくらでも使えないものになってしまいます。今回は正い刃の出しかた、調整の仕方を見て行きましょう!
今回使用したかんなはこちら。研ぎって一番難しい作業ですが、こちらは替刃式なのでどなたでも安心!
取り扱いショップによって値段がまちまちです。
リンク
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まず、大前提に、かんなのことを話始めるとキリがないので、今回は単純に「使う事」を前提にお話しさせていただきます。
よくある悩みが、かんなを使ってみたけれど、木がボソボソにめくれる、幅広い板が削れない、昨日まで切れてたのに急に切れなくなった、あるいは、なんだこれは?全然削れないじゃないか?という声。
今回は上のリンクにもあった、「ワンタッチ替刃式 貴克」というもの。私はホームセンターで購入しました。
結論から言って、買ってよかった。初めて何も知らずにかんなを買いに行った数十年前自分におすすめしたい。
かんなは刃が新品でも、台の調整がよくないと切れません。
刃をたくさん出せば切れるのですが、それは木を削る、というより「めくる」作業になってしまいます。
ですが、このかんなは難しい設定、調整が大体してあって、初めから予想外に綺麗に削れる!
かんなの「パーツ」と「刃の抜き差し」について
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ではざっとかんなの構造と刃の出し入れについてです。
1.かんなには1枚刃と2枚刃があり、2枚刃をおすすめします。
2.刃を抜く際は台の真ん中をたたかず、左右の肩を叩きます。
3.本当は色々な調整をして初めて使えるようになる、また、自分で調整できる!
まず簡単にいうと、1枚刃のかんなは特殊で、扱いは簡単ですが、木の繊維をボソボソにしやすいのです。説明を省きますが、2枚刃のかんなはそれを抑える機能がついている。と考えていただければいいと思います。特にDIYなどで扱うことの多い、杉やヒノキなどささくれだちやすい木はこの「逆目ぼれ」という現象が起こりやすいのです。ですから、DIYで使う時ほど2枚刃のかんなをおすすめします。
次に、かんなの刃を抜いて見てみましょう。抜くときは台(木部)の真ん中を叩かずに、左右の肩を叩きながら抜きます。これは真ん中を叩くと木が割れてしまうことがあるからです。また、角を叩くのもよくありません。こちらも木が裂けてしまうことがあります。
台から刃を抜いた後、初めて使う前に、本当は「なじみ」と言って、刃との「きつさ」の調整をしてやるのが通常です。刃を削るのは大変ですので、もちろん木を削るのですが、初めはなかなか大変です。ですので今回は馴染みは調整せずに使って行きます。
これが重要!刃の出しろを調整する!
1.かんなの刃は本刃(大きい刃)が台から紙2〜3枚分(髪の毛1本分が好ましい)
2.本刃を入れながらそれを裏刃が追うように。
3.裏刃は本刃を絶対に追い越さない。
4.本刃と裏刃の隙間もできるだけ詰める。
5.本刃の「肩」を叩きながら差し込む
基本はこれを守っていれば、大体、きれいに削れ、かんなを傷めることがありません。ただ、一言で言っても実際に動きがないとわかりづらいので、ここからは動画をご覧ください。
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今回は48mmのかんなを購入しましたが、この「貴克」というかんな、信頼できます!他にもないかと探してみると左の商品が。
サイトには
- 刃研ぎ不要。交換が簡単な替刃式カンナ。
- 押え金は本体刃に固定する事で調整いらず。
- 特許方式で逆目にならない
- 呼び寸:刃幅50mm (有効刃幅44mm)
と書いてあるので、しっかり逆目も防いでくれるのだと思います。私が購入した冒頭に挙げたかんなでなくても、こちらの方がオススメかもしれません。
今回はすぐに使う!という大前提でお話しさせていただきました。もっと薄くきれいに削れるようにするには、また、もっと自分が使いやすいように「なじみ」を調整するには。そんなレクチャーをまたせていただきます。ご視聴ありがとうございました!
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