「浜田工房の1/5の世界 」にお伺いしてきました。

日時:6/9(日)〜6/16(日) 10時〜16時
【木工職人濱田由一さんのミニチュア100脚の展示会を無庵で開催いたします。
ハンスJウィグナーが公式に認めている職人さんの精巧なミニチュア100脚が並んでいる光景は壮絶です!】
(※主催者 無庵さんのfacebookイベントページより引用)

驚くべき精密さ。世界の椅子を知り尽くした家具職人「浜田由一」さんの1/5作品

ミニチュア・フィギュアと呼ぶにはもったいない。実際に自分た小さくなり座りたくなる椅子がずらり100点。
座れはしないものの、写真でしか見たことのない椅子が、見る角度によってフォルムを変える楽しさ!美しさ。わかってもらえますよね?

舞台を見るのにオペラグラス忘れた〜!はよくありますが、「虫眼鏡」もってくればよかった〜!は初めてです。

家具職人、浜田由一さんの1/5作品の展示会に大阪・住之江の「無庵」(buan)さんに行ってきました。
(驚くことに舞庵さんの場所は、「九十九」(つくも)という居酒屋さんをほぼそのままにギャラリーと活かしていた所。九十九はアルブルスタッフの打ち上げの場所でよく行っていたのですが、数年前に閉店されました。)

話を戻すと、木だけでなく金属、革にまで精巧につくられたその椅子がずらりと並ぶと緊張を覚えます。

が、古民家スペース/コワーキング 無庵(buan)を運営されている、岸宗さんが優しく浜田さんのこと、椅子のことを教えてくれました。
なんといっても、岸宗さんは床暮らし研究家の名の下に床暮らしとローソファの専門店HAREMの販売責任者を務めておられます。

皮のこと、生地のことまで細かく教えてくださいました。

「この生地は裏で生地の張りが調整できるようにウェグナーが試行錯誤したんです。ほら。」と手袋をして、椅子の裏側を見せてくれました。
なるほど、実際に見ることができなかったものでも、裏側をこの目でみるとよくわかります。

仕口まで細かに精巧に再現

行かれる際には虫眼鏡を持っていくとよいかもしれません。よく見てみると6mmほどの脚と肘掛けの接合部に5枚あられ組が使われていたり、(つまり1つのあられが1.2mm!?)それが隙間なく精巧に組まれています。

他にも、背もたれの「接ぎ」の部分を忠実に再現している点は研究の賜物。
ついつい「新しいかたち」を追い求めてしまう僕にとっては大事な姿勢を気づかせてくれます。

作れるから新しい形をつくるのではなく、作れるならなおさら「先人の知恵に学ぶ」

垣間見えた浜田由一さんのこと

私は直接面識がないのですが、浜田さんのことを少し岸宗さんが教えてくださいました。
(伝え聞きを書くのはあまり良しとしないのでかいつまんでになります。)

大阪で勤めた後、喧騒から離れ滋賀にご在住の浜田さん、岸宗さんが訪房したさいに、一緒にお昼ご飯を食べたそうです。
ただ、そのおもてなしが、ぶれない、浜田さんの生活が伺えるようなありのままの姿だったそうです。

特別」ではなく、ありのままのおもてなし。

それが心に響いたとおっしゃってました。

他にもお人柄や仕事の姿勢などなど、妥協がない。なのに、のんびり。
本当にお会いしたいなぁ….と感じれるご紹介。

朗報!6月16日(日)は閉館近くの時間、舞庵にご在廊です。

あまりおおひらにしたらどうかと思いますが、6月16日(日)  (なんと今日!)はご在廊とのことです。時間は2:30くらい
なんせのんびりされた浜田さんが遠方から、とのことで(強風も心配ですね….)時間は読めませんが。と、岸宗さん。

アルブル会員様もぜひ脚を運んでみてはいかがでしょう?私は教室次第でどうなるかわかりません……。

まとめ

アジア諸国は家具後進国と言われています。欧米のように、モックアップ(模型)を作ったり試行錯誤した後に図面を書く事をあまり今までしてこなかったと聞きます。(※過去に読んだ本の中の伝聞です。)

アルブルでは、来られた方がすぐに自分の好きなものづくりをできるよう、スタッフが一緒に頭を悩ませます。

会員様が書いてこられた図面や構造、仕口が、初めて見る驚きの面白いもの、変わったもの(すみません…..)もありしばしば。
私は自分でつくる分には間違いなどないと考えているので、
「ここは、こういう風にするのがスタンダードですよ。」「でもこれでやってみたいから。」という会話も嬉しいです。
(※実際に、それで今までに見たこともない、強度も十分な素敵な家具ができたこともあります!)

それが面白いんです。やってみればいい。作ってみればいい。一度作れたなら、治せる。壊れたなら工夫してまた作ればいい。
そうやって行ったらなぜ、名作と呼ばれる椅子がそういう構造なのか、理解が生まれます。
手仕事と価格の相対を確認できる。

DIYの一歩先、「仕事を理解し、職を認め合う」そんな文化に「戻す」ことができるのではないかと咀嚼しました。

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