アリ?=dovetail?

「つつみかくしありつぎ」

とはつつんで、かくす、ありのかたちをした、接合方法。

 

木工にも、大工さんにも、相撲の決まり手のような、手段がたくさんあります。

この部分が、「技」とよばれる部分です。

 

 

こちらはAさんのニレでの作品。

仮に組んでみている段階ですが、完全に組むと、

何もなかったかのような、苦労のわからない組み手なので、

今のうちに写真をとらせていただきました。

(Aさんはご自宅でせっせと進めてしまいますからね…。)

 

組む前の仕口。

 

_DSC0678

 

どうでしょう。Aさんこだわりの木目をつなげた加工。

接着すると、まったくわからなくなってしまうでしょう?

ボンドでただ、くっつけたんちゃうん?って。

 

_DSC0681

 

木をポキッとまげたような、不思議な加工。

でも、最近では、スカスカな板に、木を薄くスライスしたものをまきつけ、貼付けた、

「プリント合板」なるものが出来て、あまり感動がないかもしれません。

でも、家具は角の部分がよく擦れるので、スライスしたシートを貼付けただけでははがれたりします。

 

包み隠し蟻継。

見る人がみたらわかる、長年使ってみたらわかる。そんな技。

 

 

木工では、斜めの加工が一番難しいんですね。

だから、傾斜のついた椅子などは、とくにむずかしい。

この仕口は斜めを組み合わせ、ひきぬけづらくするので頑丈なんです。

それが、「あり」とよばれる技。

日本人はアリの頭とお尻の形を模して「蟻」となづけました。

海外でも全く同様な仕口があります。

そして海外では「dovetail」(ハトのしっぽ)となづけました。

 

個人的に、dovetail の方がふんいきが可愛いな。と思いますが。

 

 

 

 

 

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