ガールスカウト大阪府連盟の事務所に、旧銀行からいただいたという大きな2台の机があります。ご厚意でいただいたそうなのですが、古びてガタもきているとのこと。そのリメイクプロジェクトに協力してほしいとのご要望をいただき、去年から活動していたんです!
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古き良きものを大事に使いたい!団員の想い
前理知長がいただいたというアンティークの机。せっかくだから、団員みんなでリメイクして使いたい。そんな想いに応えないわけにはいきません。
▲打ち合わせ当初の机
実際にものを見せてもらうと、かなり大きな机。脚のホゾにも隙間などがみられ、安定しないというのもうなづけます。まずは補修するべきところ、活かすところを考えながら、慎重に解体していきます。
アンティーク家具は道具や技術などが現在のものと違うものが多く、解体していて面白い発見がたくさん。
今回の机も、違う職人さんが、都度修復している形跡が見られ、治し方もさまざま。
治しながら大事に使っていたことが伺えます。
大きな机一つをセパレートに。現在の使い方に合わせたリメイク。
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天板も亀裂があったので大きな正方形のテーブルを真っ二つに切り、2つの長方形を2個作ります。
まっぷたつに割った天板をプレーナー(表面を削る大型電動カンナ)にかけると、、、
高級材のチークの広い板が顔を表します。これにはスタッフ一同感動。
今では木材の絶滅危惧種とされていて、伐採が制限されています。
綺麗になったチーク材にオークの周り縁を貼って、もとの天板と同じ大きさに。こうすることにより、割れを防いで丈夫にします。
いよいよみんなで組み立て加工!
残すところはアンティークの雰囲気を残し、パーツを綺麗にした後で、いよいよみんなで組み立て当日を迎えます。
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従来の基本の家具技法のホゾ組みで組み立てていきます。締まりしろの硬さを確認しながら、ボンドを流し、金槌で叩いて少しずつ入れていく、感覚的な作業です。木の堅さ、柔軟さを肌で感じる作業です。
塗装をして磨いて完成。
テーブルの完成!
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完成したテーブルは2台の机がそれぞれセパレートになるので、合計4台のテーブルになります。使い勝手に合わせて配置できます。アンティークの脚はやはり高さなどがまちまちでガタつくので、脚にはアジャスターをつけました。
アンティークの机が、現代の使い勝手に合わせて、使う人たちの手で蘇りました。全理事長も大変喜んでくれたそうです。
何より、スカウト団員が体験を通して木ものづくりに関われたことが一番の喜びなのではないでしょうか?
引き出しは机として使う場合、機会がすくないので外して別に棚をつくることに。もちろん、こちらもスカウト団員みんなで行います。
part2につづく!!
続き→【銀行の机が大変身!リメイクプロジェクトpart2】ガールスカウト大阪府連盟
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