木の扱い方について

木工、DIY、なんでもござれ、木を使うなら一読。

ホゾ組(木組み)の理由や、釘やビス(木ネジ)や接着などで「こうした方がいいすよ!」と言うには訳があります。

初めは、木の扱い方についてのお噺。


『木の扱い=水を吸って上に届けるためのストローの束。』

木の接着や切り方、削り方において、まず木の繊維方向を知る事が一番の近道です!まず、木はストローの束と思って下さい。言葉足らずで乱暴な言い方ですが、HOW TOとしてはこれですべて解決します。料理をする方は繊維方向など自然とイメージできるのですが、千差万別。僕も初めは?ばかりでした。

『木は水を吸って上に届けるためのストローの束。』

 

この考え方で、わかることが大きく3つあります。


  1. 木の使い方。配置のしかた。

  2. 接着のしかた。

  3. 加工(けずったり、切ったり)のしかた。


教室では、ひとつひとつ丁寧に説明しますが、これを知っておくだけで、
「くっつかへん!」「なんか木がはじけとんできれいにいかない!」
「こっちだけなんか焦げる!」とか、「先生〜!」って呼ばれる事がだいぶ少なくなります。

例えば、
『おっしゃ、DIY、日曜大工でこどもに簡単な踏み台つくったるねん。おとんやったるからな。』と、
休日の時間と、飲み代を犠牲にして、同時に意気込んだAさんとZさん。

正解、不正解なんて、ものづくりにはないのですが、HOW TOとして一例

 

AさんとBさんのどちらが、よりBETTER(いいね!)か分かりますか?わかりますね。ちなみにこのたけのこ型の模様は年輪ではありません。木の伸びる方向に出てくる「板目」というものです。Aさんが、この場合BETTER!!なぜか。例のストローに置き換えてみましょう。

Aさんのいい点

1-1重さがかかる方向=木が伸びる方向。
1-2 割れそうな方向を短くしている。
1-3 木目がつながる。

Zさんの良くない点

1-1重さがかかる方向でくにょっとなりそう。
1-2 乗ったとき、上の面が断裂しそう。
1-3 木目はつながるが、ストローの切り口が前を向く。

1-1 例えば、「あっ、トイレットペーパーなくなった!しょうがない、つぶして捨てるか。」と言う場合、
芯の筒をくしゃっとする方のほうが多いでしょう。穴と穴の両端に手を当て、つぶす方がいれば、なかなかの格闘技か映画の見過ぎです。

 1-2例えば、宴会芸で空手のかわら割りならぬ木割りを無茶ぶりされた場合、Aさんの方向で割る人はダチョウ倶楽部的な感性の持ち主でしょう。Zさんの方向で割る人はすんなり、割れ、また違う意味での人気者となれます。。

1-3これは趣向によるのですが、ストローの断面はあまりきれいではない。とする風潮が家具にあります。ストローの断面=年輪の方向なので、どうしても曲がって見えるのですね。わたしはそれもアジと捉えます。

2.接着のしかた

DIY、木工では大きく3種類の接着方向でなやみます。


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